ソフトウェアに対する考え方

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「AI2000はワースウェアです」

 ワースウェア・・・この言葉にピンと来ない人も多いかと思います。オンラインソフトの中には「フリーウェア」と「シェアウェア」の2形態しかないと思っている人も少なくないようで、AI2000でのメールウェア登録時に「こういうソフトはフリーが多いのでフリーにしてくれ」と訳の分からない理屈を言った挙句に「DialUp Watcherがフリーになったので乗り換えるわ」と離れていったユーザーさんがいます(ものすごい暴言もはかれましたが、それはこのエッセイでは触れません)。

アドバンスドシステムとワースウェア

 AI2000をお使いの方なら分かると思いますが、私がメインに作っているのはAIシリーズです。DOSで作っていた頃や初期のAI98は「アドバンスドシステム搭載」フリーソフトでした。これは、メールで感想や要望などを寄せてもらった方にパスワードを発行し、機能が増えるといったシステムで、逆方向から言えば、メールウェアで機能制限あり、となります。まぁ私がどういう視点で名前を付けているかの問題なので、使う側から見ればそうなるのも当然なので、そう思ってもらえれば結構です。
 ワースウェアは、試用後に価値観によってメールウェアと金額自由シェアウェアが選択できるというものです。逆方向から言えば、メールウェアで寄付歓迎、となります。
 共通点は「メールウェア」です。

こだわり

 何故「メールウェア」にこだわっているかというと、「フリーウェア」だと感想などが貰いにくいためです。通信料金計算というのは、人によって環境がまちまちだったりします。私はPHSオンリーで通信してますし、ISDNを使っていたり長距離系電話会社を利用している人もいます。私だけが使うのであればPHSだけに対応しておけば良いですし、割引サービスも必要ありません。それでは勿体無いので、いろんな人の意見を貰って機能改善したいと思って「メールウェア」としています。
 また、私自身「シェアウェア」が嫌いだという事もあります。ただし、レジストするのと嫌いとは別問題なので、レジストしているソフトもあります。

作る人と使う人

 作る側の心理としては「せっかく作ったんだから沢山の人に使ってもらいたい」「より使いやすくしてもっと多くの人に使ってもらいたい」という考えがあると(私は)思います。しかし、1個人の考えだけでは作れるものも限られてくるので「感想などを貰って改善個所を見つけたい」という考えも出てきます。それを受け継いでいるのがAIシリーズです。これに「今後の機能改善費」という考えが加わるとワースウェアとなります。HOWFAR2000などはフリーですが、別に機能改善したくないわけではないので勘違いなさらないようにお願いします。
 使う側としては、「より良いものを安く、出来ればフリーで使いたい」という心理があるでしょう。実際私はこういう考えです。ここで大きな違いが発生するのが、「作る手間をどれだけ考慮できるか」の1点だと思います。最初に書いたように「フリーにしろ」みたいな考えは理解出来ますが、それは自分の利益しか考えていない事にも繋がります。フリーにしてそのソフトが使えるようになったとしても、それ以上機能改善しなくなってしまっては、結局不利益にも繋がりかねません。また、どういう意図を込めてフリーにしているのか理解しようともしていないと感じられます。まぁフリーウェアにしろシェアウェアにしろメールウェアにしろ、機械がポンっとソフトを作ってくれるわけではなく、人間が手間暇かけて作っているわけです。AIシリーズがここまで熟成しているのは、4年という月日の賜物です。それでもまだまだ改善余地はありますが。

言いたいこと

 結局何が言いたいのかというと、ソフトウェアを使うときも「いただきます」のように感謝を込めて使いましょう、という事です。また、不満があれば作者に言いましょう、という事です。
 21世紀はデジタルコンテンツが広く普及します。クレジットカードの番号さえ入れれば音楽でもアプリケーションでもゲームでも証券取引でも何でも出来る時代になると思います。こうなった時、それらのコンテンツは空から降ってきたものでも地から生えてきたものでもなく、人間が作っているものです。それだけは「使うだけの人」に警告しておきたいと思います。
 あと、「使う人」には”選択の自由”というものがあります。PL法のように「作った人の責任」だけではなく、「使っている自分にも責任」という考えも持って欲しいものだと思います。双方とも偏った利益、不利益は避けたいものです。

 自分でもわけわからなくなってきたので、このへんで。

初稿日:1999/10/27
更新日:2008/10/18

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